ぶどうの家

~心と体を癒やして日々元気に~

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懐かしい本を見つけました。〓恍惚の人〓

   

 1月も半ばを過ぎ、明日から少し寒さも和らぐ
天気予報で言ってましたが、まだまだ、油断大敵です。
先日、テレビで放映されていました、長門 裕之夫妻の事や
小金沢 昇司 の事で大変驚きました。
長門 裕之さんの妻、南田 洋子さんも
小金沢 昇司 さんのお母さんも同じアルツハイマー病に
なっているとの事でした。
また、元アメリカ大統領の故レーガン氏もいち早く
そのことをカミングアウトされた方でした。
アルツハイマー型認知症は、近年良く耳にする言葉ですが、
いつ頃から言われ始めたのでしょうか?
少しだけ調べてみました。


「アルツハイマー型」の名は、最初の症例報告を
行ったドイツの精神医学者アロイス・アルツハイマーからきています。
アルツハイマーはドイツ精神医学の大家、
エミール・クレペリンの指導のもと、
ルードウィヒ・マキシミリアン大学で研究活動に従事していた。
アルツハイマーは、1901年に嫉妬妄想などを主訴としてはじめて
アルツハイマーの元を訪れた、世界最初の患者
アウグステ・D(Auguste Deter)に関する症例を、
1906年にチュービンゲンのドイツ南西医学会で発表した。
また、翌年『精神医学およ法精神医学に関する総合雑誌』に論文を発表した。
その後、この症例はクレペリンの著述になる精神医学の教科書で大きく取り上げられ、
「アルツハイマー病」として広く知られるようになった。
現在は、「アルツハイマー型認知症」と呼ばれています。

先日、実家を片付けていたら昭和47年頃買った『恍惚の人』が
本棚から出てきました。当時、『複合汚染』など有吉 佐和子さんの
小説が好きだったので、買ったものだと思います。
現在の認知症の方についての事を書かれた作品です。

(『恍惚の人』(こうこつのひと)は、有吉佐和子の長編小説。
1972年に新潮社から「純文学書き下ろし特別作品」として出版され、
1973年には森繁久彌主演で映画化されました。)

恍惚の人は、認知症および老年学をいち早く扱った文学作品でした。
高齢者介護に奮闘する家族の姿は現代にも十分通じるものがあり、
介護医療の難しさは不変であることを思い知らされる作品といえます。
出版当時空前のベストセラーとなり、痴呆・高齢者介護問題にスポットが
当てられることになりました。
その関心度の高さから「恍惚の人」は当時の流行語にもなりました。

【主な登場人物と内容】
立花昭子  :立花家の嫁。弁護士事務所で働き、
       家事をこなしながら舅の介護に忙殺される。

立花茂造  :昭子の舅。昭子を何かといじめていたが、
       妻が急死した後に認知症が進んでいることが家族に分かり、
       一転昭子に頼りきりの生活になる。

立花信利  :昭子の夫。商社に勤め多忙を極める上、
       認知症の進行する父の状態が自分の未来に重なって
       見えるためやりきれず、最後まで介護には関わらない。

立花敏   :信利・昭子夫婦の一人息子。大学受験勉強中だが、
       敬老会館への送り迎えもし、茂造が徘徊して行方不明になったときには
       探しに行くなど、介護にはわりと協力的。

門谷家の老女:立花家の近所に住む。茂造を老人クラブに連れて行き、
       さらに茂造の住む離れで一日世話を焼くなど、
       一時は茂造に「老いらくの恋」をするが、茂造の様子を見て愛想を尽かす。
       その後寝たきりになるが、嫁に面倒を見てもらうことに耐えられず愚痴をこぼす。

エミ:大学生。恋人の山岸と共に、昼間茂造の面倒を見る条件で離れを借りる。
       茂造の病状が進んで手がかからなくなっていたため、茂造には比較的好意を持つ。

今、読み返しても大変興味のある本の一冊だと思います。
今から、35~36年前の話です。当時は、グループホームや小規模多機能型施設も
無く、当時の方々のご苦労が本当に伝わってくる本でした。
又、面白い本が見つかりましたら紹介させて頂きます。

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