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〓 重要文化財 「吉村家住宅」 特別公開 〓

   

《吉村家住宅》

重要文化財「吉村家住宅」(羽曳野市島泉5丁目
近鉄南大阪線高鷲駅から北へ徒歩15分)
の年2回ある秋季特別公開が10月31日(土)と
11月1日(日)の2日間開催されます。

 吉村家は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の近くにあって
功を重ねた武将・佐々木高綱の子孫で、鎌倉時代初期に
島泉付近に移り住んだと伝えられ、江戸中期には、
周辺十八ヶ村を管轄する大庄屋を務めた家柄である。
主屋は大坂夏の陣で焼失後、間もなく再建された歴史ある家屋である。
その後幾度か増改築が行われ、現在の姿となったのは寛政年間の頃である。
屋根の構造に特色があり、急勾配の茅葺と、
妻側の両端に一段低くて勾配の低い瓦葺という2種類の屋根で構成されている。
これを高塀造りといい、大和から河内にかけて
多く見られることから大和棟造りともいう。
上層農家の家格を示すものである。
5280㎡(約1,600坪)の敷地には、
主屋・長屋門や土蔵などが、昔日のおもかげをとどめて
並んでいます。

 吉村家住宅は戦前の1937年(昭和12年)8月25日に、
主屋が国の重要文化財に指定された(当時は国宝と称されていた)。
民家としては日本で初めてのことであった。
その後1965年(昭和40年)5月29日に表門と土蔵、附(つけたり)指定として
土塀と中門が、1979年(昭和54年)2月3日に宅地、山林、溜池、附指定として
古図2枚がそれぞれ追加指定された。

 公開当日は、主屋では、つり部屋やカマドがある土間、
主人とその家族が住んだ居室・古風な輿寄せ(こしよせ)の玄関・
書院造りの座敷・意匠を凝らした明障子や欄間の透かし彫り・
長押の釘隠し金具・襖の引き手などがある客室部などが見学できます。

 ≪開催時間と見学料≫
◎午前の部が10時~正午、午後の部が13時~15時
◎見学料は500円です。(小学生以下は保護者同伴・中学生以下は、無料)
 ◆予約制になっています。
  ☎072-958-1111 までお電話お願いします。
 
 ご覧になられる価値は、十分にございます。
 懐かしい感じのする昔の家屋を、ご見学下さい。

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